Javaの制御文のうち、for文について説明します。
for文は繰り返し処理に利用するJavaの基本文法の1つです。
基本文法
for( 初期設定 ; 実行条件 ; 継続処理 ){ 実行する命令文1; 実行する命令文2; ・・・省略・・・ }
サンプルコード
iの値が0~9まで(つまり10回)繰り返し処理するサンプルです。
public class ForSample { public static void main(String[] args) { for (int i = 0; i < 10; i++) { System.out.println("iの値は" + i); } } }
実行結果
iの値は0
iの値は1
iの値は2
iの値は3
iの値は4
iの値は5
iの値は6
iの値は7
iの値は8
iの値は9
降順で繰り返し
基本文法のサンプルは昇順(iの値の小さいほうから大きいほう)の繰り返し処理でした。
処理によっては降順(iの値の大きいほうから小さいほう)の繰り返しをしたい場合もあります。
サンプルコード
iの値が9~0まで(つまり10回)繰り返し処理するサンプルです。
for (int i = 9; i >= 0; i--) { System.out.println("iの値は" + i); }
実行結果
iの値は9
iの値は8
iの値は7
iの値は6
iの値は5
iの値は4
iの値は3
iの値は2
iの値は1
iの値は0
拡張For文
JDK1.5から導入された文法です。
配列やコレクションフレームワークの値を簡単に取り出すことが出来ます。
for (データ型 変数名: コレクション){ 実行する命令文1; 実行する命令文2; ・・・省略・・・ }
※コレクションフレームワークを利用する場合はジェネリクスを使って型を明示してある必要があります。
サンプルコード
List<String> list = new ArrayList<String>(); list.add("1"); list.add("2"); list.add("3"); list.add("4"); list.add("5"); //拡張for文を利用 for (String s : list) { System.out.println(s); }
実行結果
1
2
3
4
5